【アニメレビュー】BURN THE WITCH
所感
『BLEACH』で知られる久保帯人 氏の新作。劇場公開されていた中編アニメを、3話に分割してAmazonプライム・ビデオにて配信したもの。
内容は原作のシーズン1を丁寧に描いているが、キャラの関係性などが読切版を読んでいないと把握しづらくなっているので、アニメを見ただけだと置いてけぼりになること必至。アニメしか見ていない人には原作を読んでもらいたい。
ただまぁ、原作も読切とシーズン1しかまだ出ていないので、「続きが気になるから」という理由では原作は買わないほうがいい。
シーズン2の予告はされているので気長に待とう。
TVアニメではなく劇場公開(と言っても公開期間は短いので配信メインだと思われるが)ということで力を入れて作られており、アニメーションのクオリティは高く、久保氏の描くキャラクターたちが活き活きとしている様は素晴らしい。
特にトップ・オブ・ホーンズと呼ばれる長官たち(BLEACHでいう護廷十三隊の隊長たちのような存在)の登場シーンなどは中二心をくすぐられる。
ネーミングセンスも抜群で、人名・技名ともにアニメでの語感の良さが目立つ。
BLEACHからそうだったが、とにかく詠唱が格好良く、本作の最序盤で出てくる「指の先 声の鋒 リベンジャー・ジョーの鉄の鍵 五錠三鎖を連ねて静寂 笛の音色で眼を潰す」はもう……とにかくグッとくる。
久保氏は「声に出したときに綺麗な響きの音になるように」というのを意識して漫画を描いているらしく、その効果が存分に発揮された形だ。
3話でサクッと観られるので、休日にでもまとめて観ることをおすすめする。
予告動画
評価
点数(10点満点):7(要チェック)
概要
視聴はこちらから:
・Amazonプライム・ビデオ
公開年:2020年